離婚して新潟の限界集落にあるシェアハウス、ギルドハウス十日町へ

離婚して新潟の限界集落にあるシェアハウス、ギルドハウス十日町

 

白濱優子です。名古屋市出身で東京に住んでいました。

東京でもシェアハウス暮らしをしていて、シェアハウスに住んでいるゲストを招いた

ラジオ番組を担当していました。

 

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2016年7月7日、七夕の日私は離婚しました。

半年ほどの結婚生活でした。

 

その頃、私は東京の家の退去が差し迫っていたし

離婚して少し気分も塞ぎ込んでいました。

 

そんな時目に飛び込んできたのが

「ギルドキャンプ」です。

新潟県十日町のギルドハウスに夏の1ヶ月間滞在できるというキャンペーン。

私は、半分気分転換にいいかなという思いと、

もしかして気に入って住み始めれたらいいなという思いでギルドキャンプに応募ました。

 

早速ギルドマスターのハルさんに連絡し7月16日から8月末までお世話になることになりました。

そこでの1ヶ月半の生活を経て、私はギルドハウスの正式な住人になることになるのです。

 

ギルドハウスで過ごして気に入った点をお伝えしようと思います。

 

【いただきますの時間】

ギルドハウスの1番好きなところが食事の時間。住人やその友達、遊びに来たひとたちみんなでテーブルを囲んで、みんなで、いただきますを言います。この瞬間が本当に好きです。

私の実家はみんなで全員揃って食事をする習慣がなかったし、東京でシェアハウスで暮らしてからも個別で食べるスタイルだったので、すごく新鮮でした。いただきますを言って家庭料理をみんなで食べこと。それだけで、幸せな気分にちなれるだなぁということを知りました。

 

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【ごはんがおいしい新潟の食事】

そして、ギルドハウスがというより、新潟のおうち全般にいえる気がするのですが、ごはんがとても美味しい。まずお米が絶品。そして、地元野菜を使ったおかずも美味しい。ギルドハウスは枝豆やナス、大葉などを育てたり、今年からは手植えで田んぼもやりました。また、ご近所さんからいただく野菜もとても美味しいです。自分が少し手伝わせてもらった田んぼのお米を食べた時は感動しました。

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【遊びは見つけるもの】

ギルドハウスは新潟県十日町の津池集落というところにります。この集落には7軒しか家がない山奥です。

そんなところで、暇をもてあますのじゃないかと心配されそうだが、全然問題ありませんでした。ギルドハウスは毎日なにかが起こるからです。

今日は星が綺麗だからと言ってみんなで眺めたり。映画を見よう!といってプロジェクターで映画館にしてみたり。

急に焼き芋を庭で焼き始める住人がいたり、カードゲームで遊んだり、近くの温泉にみんなで出かけたり。

とにかく毎日、みんながなにか面白い遊びを見つけるのが上手。

都会にいるときは、交際費をたくさんかけて遊んでいたので、お家で楽しみを見つけるの上手なギルドハウスのみんなに、だいぶ衝撃を受けました。

 

 

【アートが溢れる大地の芸術際】

新潟県十日町市はアートで溢れている街です。大地の芸術際が3年に1度、世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」が行われます。

私が滞在した時はメインの年ではないんですが、数々のアート作品を見に行きました。

こへび隊というボランティアに参加したため、アート関連施設の受付等も担当しました。

もともと、芸術が好きな私は自然と一体化したアートが見れて面白かったです。

お気に入りはタレルの光の館。と、たくさんの失われた窓のために。というもの。

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【新潟に行ってより行動的になった】

新潟に移り住んでから、行きたいところに即行くようになりました。

関東にいると、アクセスも良いしすぐ行けるからと思っていかなかったなぁと今になって思います。

東京もまめに行ったり、他には淡路島、名古屋、福岡、など行きました。

東京と新潟を行ったり来たりしている時に、最初のうちは「新潟に行く」と言っていたのに

途中から「新潟に帰って来たなぁ」と思うようになりました。

 

【友達でも家族でもない】

そうしているうちに8月の後半、ギルドマスターのハルさんにギルドハウスの住人になりたいと伝えました。ギルドハウスには10名くらいの住人がいるのですが、シェアハウス仲間とはいうのは不思議な感じです。友達ではないし、家族でもない。でも、毎日顔をあわせるし、いろんな話をしたりします。友達としてだったら出会うことがなかったかもしれない人たちで、話す。

様々な価値観に触れられて楽しいです。

 

【結婚しても、またシェアハウスにすみたい】

私は今、ギルドハウスの生活にすごく満足しています。幸せです。私にとって、毎日誰かと顔をあわせたり、一緒にごはんを食べる環境が心地良いのだと思います。

できることなら、結婚してもギルドハウスに住みたいくらい。 

これは相手の気持ちもあるから絶対じゃないけれど。

ギルドハウス内で親子が何組かいたら、一人っ子でも兄弟みたいに慣れていいよなぁなんて思ったりしています。

 

傷心だった心はいつのまにか元気になり、生き生きと新潟で暮らすようになりました。

毎日、綺麗な山々を見て美味しいご飯を食べてみんなと話して楽しんで。

 

東京で結婚して離婚してから新潟に来て生活するまでの間を文章にしました。

よかったら読んでください。

 

ホームレスと交際0日婚をした私がやっと見つけた幸せの形 ①出逢い編

http://storys.jp/story/25008