ありあまる富が聞きたい気分


最近、友達からの依頼でダンスの衣装製作を頼まれました。依頼主はバンタンデザイン研究所のスタイリスト養成コースの3日体験みたいなので出会った男の子で、あれから10年ぶりになるのかと驚いた。久々に会って、衣装のお願いをしてくれて、なんだか嬉しかったので引き受けることにした。
ただ、彼のつくりたい服は細かな柄が入っていて、とても大変。生地に柄を描きプリントするところからのスタート。
実際描いてみるとかなり大変で、細かなところが難しい。うまくできずに引き受けたことが申し訳ない気分になりながらできる限りがんばった。
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その後、出来上がった柄を見せたら、喜んでくれました。たくさんの修正もはいりましたが…! 本番にむけてダンスの練習をがんばっている彼。服の出来上がりをワクワクしていました。
製作中は自信がなくてネガティブな気分になってしまったりしたけれど、彼のリアクションを見たらがんばれそうです。
喜びのリアクションがもらえる仕事って嬉しいな。

柄の製作をしている最中に、同じシェアハウスの仲間にアドバイスをもらったりサイズ感をみてもらったりしました。また別の友人に見てもらったら、便利なIllustratorのやり方を教えてくれて、図にしてやり方の説明まで送ってくれました。

私は多くのものは持っていないけれど、こうやってアドバイスをくれる友人がいるのは富だなぁと思います。

Facebookの友人がいっていたのだけれど、「自分でできなくても、自分のまわりのだれかの力でできるなら自分の力」と言っているひとがいて。

間違って聞こえたら嫌なので言っておくと、わたしは正確には自分の力ではないとおもうんだけど。だけれど、頼れる素敵な友人がいる自分にも自信を持ってもいいかなと思いました。

なにが言いたかったっていうと、アドバイスしてくれる友人がいたり、自分のした仕事でめいっぱい喜んでもらえるお客さんがいて幸せだなぁってことです。

椎名林檎の「ありあまる富」が聞きたい気分。